CAN

- 第1回 CANってナニよ? -

2014/06/01 公開

オバマ氏が「Yes we can!」と訴えて大統領選挙に当選したのは2008年。
あれから6年が経ち、今じゃレームダック化しているとか、合衆国初の黒人大統領という以外の価値を持たなくなったとか、いろいろ言われておりますが、
でもオッサンなら覚えているはずです。2009年1月20日、ワシントンDCでの大統領就任式を!
ヨソの国のことなのに、ナンか世界が変わるような高揚感がありました。
もちろん、ワガ国の政治にだって同じような高揚感があったこともあります。目のギョロッとしたおじさんが、普天間基地を少なくとも県外に・・・
どんな魔法を見せてくれるのかと、ちょっぴり期待しました。
しかし魔法は、奇跡は起こりませんでした。それから3年ほど続いた政権は・・・いや、止めましょう。今さらボヤいたところで始まりませんし、公共の場で政治と宗教の話はするなとはお婆ちゃんの遺言です。
で、今回お話しするCANは、オバマ大統領が訴えたYes we can.のCANでは、もちろんありません。



CANとはController Area Networkの略で、要は接続された機器間でのデーターをやり取りするための規格です。
あ~ん? なんのこっちゃ? と首をかしげたオッサン。正解です。
今のところは、次から次へと登場するデジタル機器に必死にしがみついているオッサンですが、基本はアナログネィティブのはずです。
最初に買ったレコードは・・・
テレビのチャンネルまわして
昨夜のFM、エアチェックした?
寒いときにエンジンをかけるにはチョークを引くんだよ



閑話休題
ちょっと腕に自信のあるメカ好きオッサンなら、「ヘッドライトのハイビームの配線」と言われたら、こんな図を想像するのではないでしょうか?

headLamp

ハイッ、アナタ素晴らしい! 正真正銘、まごうことなきオッサンです!

このワタクシメも、同じように想像します。
これこそが正道。こうあるべき正当な配線のはずです!
そう、アナタもワタクシメも、

ネイティブ・アナログリアン!

しかし残念ながら、心より残念に思うのは、いまのクルマはこうではありません。

次回は、我々から正当な、愛すべき配線を奪った諸悪の根源、CANについて見ていきます。

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ワタクシメが開発に参加した、自動車整備士資格取得のための
Web教材「i-Tasu」の宣伝です。

i-tasu_1 i-tasu_2 i-tasu_3

i-Tasuは教育機関向けなので、このサイトを覗いていただいている読者方々の大部分にはあまり関係がないかと思いますが、

「ふーン、こんなのもあるんだァ」

くらいに思っていただけると幸いであります。

続く



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