クルマメカ・マニアだったオッサンたちへ
思い出してみてください。
ターボ、インタークーラー、フューエルインジェクション、DOHC、4バルブ、ダブルウイッシュボーン、4WD、4WS・・・。
かつてクルマは、新型が登場するたびにワクワクするような新メカが搭載され、エンジン出力が向上し、0‐400や筑波サーキットのラップタイムが短縮されました。
「オイ、こんどの4A-Gは5バルブらしいぞ!」
「シーマの280PSってのは、どれだけ速いんだ?」
そんな言葉たちが交わされました。そう、速さこそが、大出力こそが正義だったのです。
もちろん4A-Gとは、AE100型のトヨタ カローラレビン、スプリンタートレノに搭載されたエンジンで、280PSのシーマと言えば「シーマ現象」という言葉を作り出したFRY31型の日産 シーマに他なりません。
時代は変わりました。
今や正義は燃費やCO2排出量に取って代わられました。
0‐400・13秒台より18km/Lの方が、筑波サーキット・1分10秒よりCO2排出量・70g/kmの方が偉くなったのです。
ハイブリッド、ダウンサイジングターボ、リーンバーン・・・。どれもこれも、燃費を良くするための技術です。
しかし嘆くのは止めましょう。
オッサンは、いや、オッサンだからこそ、時代の変化を受け入れなければならないのです。
DOHCよりはわかりづらいけど、ターボよりは目立たないけれど、きっとオッサンをワクワクさせるような新メカが今のクルマにだってあるはずなのです。
このサイトでは、オッサンがワクワクするような新メカを(旧もありますが)、なるべくわかりやすく説明するサイトです。
もはやクルマ自体が、興味や愛情を注ぐ対象から外れて久しく、かく言うワタクシメもその一員でありました。
ところが先日、一念発起してMT車を購入したとこと、運転が楽しくて楽しくて・・・。
そう、まだクルマは終わっていません!
そんな想いで、このサイト「どうよ今のクルマ」を開設しました。オッサンの皆さんが、もう一度クルマに興味を、そして愛情を注ぐ対象として見ることが出来るようになるキッカケの一助となれば幸いです。