トヨタ ハイブリッド システム
- 第2回 タマゴ・・・転がってるんだよねェ~ -
2014/06/17 公開
西暦2014年、平成26年の今日、欽ドコと欽ドンの違いを正確に言い表せる人がどのくらいいるでしょうか?
もし、このサイトを覗いてくれている若い方がいらっしゃったら、予め謝ります。ここからしばらくは、あまり面白くない話になります。
しかしながら、古き佳き時代を語り継ぐのがオッサンの使命なら、それを「ウンウン」と聞き流すのが若い方の役目でございますので、どうかガマンしてお付き合いください。
さて、その欽ドンと欽ドコ。オッサンには言うまでもなく、タレントの萩本欽一さんがメインを務めたバラエティー番組ですが、ワタクシメも記憶がはっきりしません。
で、ググりました。
欽ドンは「欽ちゃんのドンとやってみよう」の略で、1975年から1980年までと、1981年から1983年までフジテレビ系列で放映されていたそうです。
ヨシ男、ワル男、フツ男というと思い出すオッサンもいらっしゃるのではないでしょうか。
そして欽ドコは「欽ちゃんのどこまでやるの!」の略で、1976年から1986年までテレ朝系列で放映されていたそうです。
見栄晴、のぞみ、かなえ、たまえ、の名前を聞くと、「あ~、アレね」となるのではないでしょうか。
のぞみチャン役の高部知子さんのニャンニャン事件(なんと昭和的なネーミングでしょうか)。おそらく今でいうところのリベンジポルノでしょうか、一時期世を騒がせました。
清廉潔白と疑うことを知らなかったのぞみチャンがベッドの上で煙草をふかす写真に、当時片田舎のチェリー高校生だったワタクシメは、同世代の少女の妙に大人びた姿に興奮を覚えた記憶があります。
え~何の話でしたっけ・・・?
そうそう、オッサンエンジニアがハイブリッドの企画書を上司に提出した話です。
一言で上司と言っても、様々なタイプの方がいらっしゃいます。
そこで、古き佳き時代を知るオッサンには、ここから是非欽ドンの萩本欽一さんの真似をしながら読んできた抱きたい。
まずはふつ~の上司~
「イヤ~、この企画書なんだけどね、悪くはないんだよねェ~。悪くはないんだけど・・・なんか、こう、パッとしないというか・・・」
普通の上司は、満足していないことは伝えても、それだけです。
続いて、よい上司~
「悪くはないよ。でもよく考えて見ろ。このシステムは我社の命運をかけた、もしかしたら20年も30年も使うシステムかもしれない。20年後、30年後にも一線で活躍できるようなシステムが欲しいんだよ。」
こう直せ、とまでは当然教えてくれません。それを考えるのはオッサンエンジニアの仕事です。
しかしいい上司は、もっと大胆にやれ、挑戦しろ、と背中を押してくれてるのです。おそらく「俺が責任持つから」という意味合いも含まれているはずです。
次は、悪い上司~
「何だこりゃ? こんなの誰だって思いつくじゃねえか! おまえバカだろう!」
これはただの叱責です。
ああ・・・、欽ドンでは最後のワル男でオチていましたが、この話はこのままではオチがありません。
ので、最後にもう一人、洒落たことを言いたがる上司を付け加えます。
最後に、洒落たことを言いたがる上司~
「タマゴ・・・転がっちゃってるんだよね・・・」
この上司、いわゆる変化球投手です。
言ってることの意味が解りません。
そして解らないことで生じる問題を、またしても変化球で指摘してきます。
こうなると、その上司が統括する部署は・・・・イエ・・・ソノ、これはあくまで一般論で、ワタクシメの愚痴ではありません、念のため・・・
洒落たことを言いたがる上司に打ちのめされたオッサンエンジニアは、帰宅途中に行きつけの居酒屋に寄ります。
メニューには載っていませんが、大将に頼んでゆでタマゴを作ってもらいます。
カウンターの上にゆでタマゴを立てて手を放すとタマゴはゴロン・・・
もう一回立てて手を放すと、やっぱりタマゴはゴロン・・・
もう、ため息しか出ません。
そして最後にもう一度だけ、タマゴを立てて手を放すと、タマゴはゴロンゴロンと転がり続け、カウンターから落ちてさらにゴロンゴロン。
ついにはお店を飛び出しゴロンゴロン。
駅前商店街の歩道をゴロンゴロン。
やがてレンタルビデオ屋の中に飛び込み、ある棚の前でようやく止まります。
やっとの思いでタマゴを拾い上げたオッサンエンジニアの前には・・・「遊星からの物体X」というタイトルが・・・
こ、これだッ!!
急に閃いたオッサンはゆでタマゴを頬張りながら会社へ走って戻りましたとさ・・・
ヤバイ!
ハタと気付くと、今回はタマゴのイラストを除くと一枚の写真もアニメーションもありません(汗
なので、前回の使いまわしを・・・
もし、暇で暇でどうしようもない時間があったら、この話のオッサンエンジニアの気持ちになって考えてみてください。
上のアニメーションと同等の機能を、もっとずっとシンプルな方法で実現する方法をです。
で、このオッサンエンジニアが何を閃いたのかは次回に続きます。
ヒントは、「遊星からの物体X」ですが、次回のネタばらしで「ヒントになってねえよ!」と苦情が出るのは織り込んでおきます。
続く
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